| 管理上の留意点 管理の基本事項 @投与スケジュールを決めて下さい。 A急速投与はしないで下さい。 B調整の際の取り扱いや、容器を清潔にするよう注意して下さい。 C開封後は出来るだけ早くご使用下さい。 チューブ/投与用具洗浄の目安について 濃厚流動食の投与に使用滅菌済みのチューブや投与容器(バッグ・ボトル)の類は一回限りの使用が原則です。 やむを得ず再度使用する際は滅菌されていない事を忘れずに、0.01%次亜塩素酸Na(ミルトン等)を用いてチューブや容器の内外部を十分洗浄して下さい。 特に点滴筒部の汚れが落ちにくいと思われますので注意して下さい。 更に、洗浄後、0.01%ミルトンに1時間以上チューブ・容器とも浸けておくとより安心して使用する事が出来ます。 投与スピードと代謝について 人間の胃の排泄速度は200kcal・ml/時です、安全を考慮し、投与速度は100kcal・ml/時が望ましいと考えます。 栄養ラインと輸液ラインの誤接続(厳禁)について 栄養ラインと輸液ラインの誤接続に十分注意して下さい。最近では、栄養ラインと輸液ラインがつながらない栄養セットがありますので、「日本医療器材工業会」にお問い合わせのうえ導入をお薦めいたします。 濃厚流動食への他の物質の混合による変化について 酸性の物質や塩類と混合しますと濃厚流動食に含まれるたんぱく成分や他の成分と反応し凝固しますのでご注意下さい。 投与終了時の洗浄方法について 濃厚流動食は栄養に富んでおりますので、残存しますと菌の発生・増殖の温床となります。濃厚流動食投与後は、シリンジを用いてチューブに20〜30mlの微温湯を注入し、濃厚流動食がチューブに残らない様にして下さい。 経管投与時の水分量管理について 流動食の水分量を表示内容やパンフレットから確認していただき1日に必要な水分量に照らし合わせて水分補給量を決めてください。一般的な1kcal/mlの濃厚流動食の水分量は約80%となっています。 また、必要な水分量は30ml/kg/dayですので、体重40kgの人では1200mlが必要です。一般的な濃厚流動食を1000kcal投与とすると800mlが水分ですので、さらに400mlの水分補給が必要となります。 紙パック品の注意点について 紙パック品は、紙パックの密封性により無菌状態を保っていますので、衝撃・落下がありますと、紙パックにピンホールなどの発生を招くことがあり注意が必要です。 保管方法について 開封前は、各製品の表示にある保管方法にしたがって下さい。 賞味期限が過ぎた製品は使用しないで下さい。 開封後は、濃厚流動食をすぐに使用しない場合は冷蔵庫に保管し、早めに使用して下さい。 多くの濃厚流動食は防腐剤を含んでおりませんので、開封して投与容器に移し替えたあと6〜8時間以上経つと細菌が急激に多くなります。長期間の放置や容器に残った状態での継ぎ足しは絶対に避けて下さい。 また、投与に用いたものは残っていても再使用しないで下さい。 |