3.浸透圧の測定法


濃厚流動食品の浸透圧測定法


1) 浸透圧の測定法は数通りありますが、比較的正確な実測値が得られる氷点降下法(凝固点降下法ともいいます。)を用います。氷点降下度の測定により、溶質の分子・イオンの数(オスモル濃度)を算出して浸透圧(mOsm/kg H2O)とし、後述の例に示すようにmOsm/L に換算します。
2) 製品そのままが高濃度で測定できない場合は、1kcal/mL程度に希釈して測定します。
ただし、その場合には、希釈し測定したことと希釈条件を併記します。
希釈の倍率は、濃厚流動食品の溶液量でなく水分量で計算することとします。
例えば、100mL中の水分が70 gの濃厚流動食を水で2倍に希釈した場合には、
氷点降下法による浸透圧の測定値(mOsm/kg H2O)は1/2ではなく、70/170になるようにします。
3) mOsm/kgで記載したい場合、mOsm/Lの値を併記します。


単位換算例
 ◆ 浸透圧実測値 : 480 mOsm/kg H2O
 ◆ 濃厚流動食品1L中の水分 : 850 g
浸透圧をmOsm/Lに換算するには、水分850 g当りの溶質量を計算します。
480 mOsm/kg H2O : 1 kg(1000 g)= x mOsm/L : 850 g
→ 480 × 850 / 1000 = 408 mOsm/L